『 出でて生き入りて死す。』
( 『老子』第五十章冒頭部分の読み下し文です )
「出でて生き入りて死す。生の徒(ト)、十に三あり。死の徒、十に三あり。人の生、動いて死地にゆくもの、十に三あり。それ何ゆえか、其の生を生にするに厚きを以てなり。・・・ 」
文意は、「万物は、道よりこの世に現れて生き、道に帰って行って死す。世間には寿命の長い者が十人のうち三人いる。寿命の短い者もまた十人のうち三人いる。本来は長い寿命を得ていながら、下手に動き回って死地に向かって短命に終る者がまた十人のうち三人いる。それは一体なにゆえか。あまりにも生きることを満ち足らせようとする生活をするからである。・・・
( 「ちょっぴり『老子』」 NO.56 より )