2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧
運命紀行 戦国の幕開け 戦国時代の始まりについては諸説がある。 かつては「応仁の乱」というのが有力であったが、最近では「明応の政変」とする方が有力らしい。 「応仁の乱」とは、応仁元年(1467)に管領家の一つである畠山氏の家督争いに端を発したもので…
運命紀行 東山に逃げる 室町幕府八代将軍足利義政が、東山山荘の造営に着手したのは、文明十四年(1482)二月のことであった。 義政が着目したこの地は、もとは浄土時のあったところであるが、応仁の乱で焼亡し荒地となっていた。 京都の町の多くを焼き払い、…
運命紀行 北朝を護る 「観応の擾乱」と呼ばれる歴史上の事件がある。 大まかにいえば、南北朝時代とも呼ばれる頃、北朝の元号である観応年間に起こった足利政権内の内紛を指すが、西暦でいえば(1349-1352)間の三年ほどの期間ということになる。 しかし、足利…
運命紀行 花の御所 足利義満が「花の御所」と呼ばれることになる豪壮華麗な邸宅の造営に着手したのは、北朝暦永和四年(1378)、彼が二十一歳の時である。 義満が父義詮から譲り受けていた三条坊門の邸宅は、武家の棟梁らしく質素なものであった。幼くして足利…