2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
歴史散策 古代からのメッセージ 神代から神武に至る時代を『古事記』に基づき11回に分けて収録しています
古代からのメッセージ ( 1 ) 「古事記」をそのまま受け取ろう 「古事記」が「日本書紀」とともに、わが国の古代を伝える文献の中で、現存している最古の物であることは、定説といえよう。 しかし、その内容については、神話的伝承はともかく、神武天皇以降の…
古代からのメッセージ ( 2 ) 黄泉の国 イザナギノミコトとイザナミノミコトとの間に生まれたのは、十四の島と三十五の神であるが、二人の最後の子はヒノヤギハヤオノカミ(火之夜芸速男神)という火の神であった。 このため、イザナミノミコトは体を焼かれた…
古代からのメッセージ ( 3 ) みそぎ 何とか黄泉国から脱出することが出来たイザナギノミコトは、 「吾は何と醜く汚れた国に行っていたものだ。それゆえ吾は、この身の汚れを洗い清めよう」 と仰せられて、筑紫の日向の橘の小門(オド・小さい港)のあわき原…
古代からのメッセージ ( 4 ) 天照大御神と須佐之男命 さて、父のイザナギノミコトの命令が不満であった須佐之男命は、父の怒りに触れて追放されていたが、父がお隠れになったことを知ると行動を始めた。かねてからの願いの、母を尋ねようというのである。 「…
古代からのメッセージ ( 5 ) 天の石屋 「うけい」で競い合った後、須佐之男命は天照大御神に言った。 「我が心は清く明るいので、私は女の子を得た。これにより、当然私の勝ちである」 そう宣言すると、勝ちに乗じて、須佐之男命は天照大御神が作られている…
古代からのメッセージ ( 6 ) 須佐之男命を追放 須佐之男命の暴虐に堪えかねた八百万の神々は相談しあって、須佐之男命に山ほどの祓え物を背負わせ、髭と手足の爪とを切り取って、罪をあがなわせて天上の国から追放した。 また、神々は、食べ物をオオゲツヒメ…
古代からのメッセージ ( 7 ) 須賀の宮 さて、八俣の大蛇を退治した須佐之男命は、宮を作るための土地を出雲国に求めた。 そして、須賀という地に至った時、 「この地に来て、我が心はすがすがしい」 と言って、そこに宮を作り住むことになった。それで、その…
古代からのメッセージ ( 8 ) 兄弟の神々の迫害 さて、赤裸の兎にいたずらをした兄弟の神々は、我こそはとばかりに八上比売(ヤカミヒメ)を求めようとしましたが、 「私は、あなた方の申し出は受けません。私は、大国主神に嫁ぎます」 と、答えたのです。 兄…
古代からのメッセージ ( 9 ) 二人の妻 父に火をかけられて大国主神は死んでしまったものと思った妻の須勢理毘売は、喪の用具を持って泣きながらやって来たので、父の須佐之男大神は大国主神はすでに死んでしまったのだと思い、その野に出て行った。 すると、…
古代からのメッセージ ( 10 ) 正妻の怒り かくして、大国主神は高志の国の沼河比売(ヌナカワヒメ)を娶ることが出来たのであるが、これを知った大国主神の正妻である須勢理毘売命(スセリビメノミコト)は大いに怒った。 あまりに激しい嫉妬のため、困り果てた…
古代からのメッセージ ( 11 ) 大国主神の国造り さて、大国主神が出雲の御大(ミホ・美保岬)にいた時に、波頭に乗って天のかがみの船(アメノカガミノフネ・「かがみ」は、ガガイモという蔓草らしい)に乗って、雁の皮の衣服を着た神が近付いてきた。 それ…