2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧
運命紀行 怨讐は山の彼方に 『 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(コトワリ)をあらはす。 おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、偏(ヒトヘ)に風の前の塵に同じ。 』 ご存知…
運命紀行 歴史の語り部 昭和六十一年(1986)、奈良市の建設現場で古代の広大な邸宅跡が発見された。 発掘が進められていく中で、これが長屋王の邸宅跡であることが判明し、同時に木簡を中心とした貴重な古代資料が発掘されたのである。 このニュースは、単に…
運命紀行 悲運の姉妹 現在、私たちが古代の歴史を学ぼうとした場合、その中心が天皇並びにその周辺になることは避けることが出来ない。残されている資料の大半が王権周囲に集中しているからである。その真偽のほどは別にしてではあるが。 そして、皇位継承に…
運命紀行 荒ぶる魂 『 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われてもすゑにあはんとぞ思ふ 』 これは、小倉百人一首の第七十七番歌である。 「いかなる障害や世間の荒波に邪魔されて、たとえ今離れ離れになっても、いつか必ず一緒になろう」といった意味の、激しい…