さても このごろは、昔のことが しきりに思いだされる・・・
てて親と瓜小屋へ行くのは楽しかった。
家の所帯は兄に譲っていたが、瓜小屋のある一画の畑は てて親が管理していた。ここで作る ウリやスイカやナスなどを一部売って得るものだけが、てて親の小遣いだった。
中でもスイカは一番お金になると言っていたが、ある時、大雨が続き畑全体が水に浸かってしまったことがあった。
ちょうどスイカが収穫する時期になっていて、それが大雨にプカリプカリと浮かび上がり、やがて一列になって畑の向こうへ流れ出ていった。
わたしは それがとてもおかしくて、大雨の怖さも忘れて、手を叩いて大喜びしていたよ。
でも、折角のスイカが台無しになり、てて親は辛かっただろうねぇ。