先日ラジオで、「後ろ向きな言葉を使うのを慎もう」といった内容のご意見を聞きました。車の中で、それもごく断片的な部分しか聞いていませんので、全体的な内容をご紹介することはできません。
ごく断片的な話から推定したものですが、要は、大地震に大津波、さらに原発事故といった厳しい状況の時には、意識して前向きの言葉を使うべきだといったご意見のようでした。
消極的で後ろ向きな言葉は、負の連鎖のようなことが起こり、日本全体が沈んでいくということなのでしょう。
確かに、このような状態の時こそ、積極的で前向きな発言や行動が大切なことは正しい意見だと思います。
特に報道などは、災害や事件などは、大きくて悲惨であるほどニュースバリューがあると考え、実際その通りなのでしょうが、ややもすればその方向に傾き気味に思われます。受け取る視聴者の方も同じで、悲劇的であるほど視聴率が上がる傾向があるようです。
過剰に悲観的な報道が、経済や復興などにどの程度マイナスになるのかよく分かりませんが、少なくともプラスになるようには思われません。
私たちの日常生活においても、何気ない会話を観察してみますと、とりあえず否定から入る人と肯定から入る人がいます。その二人の意見はほとんど同じなのですが、明らかに対照的な受け答えをするのです。
ドラマや小説などでも、喜劇的なものをテーマにしたものより悲劇的なものをテーマにしたものの方が優勢のように思われます。喜劇と悲劇は、積極と消極とは違うでしょうが、明るすぎるドラマの名作は少ないようです。
しかし、私が聞いた断片的なラジオ放送の真意はともかく、前向きな言葉や行動が社会に良い影響を与えるだろうことは象像できます。
かく申す私のブログの文章も、どちらかといえば後ろ向きのものが多い様に自覚しています。少々反省し、前向きな言葉や作品を心がけたいと思います。
同時に、報道機関や政治指導種の方々にこそそれを求めたいと思うのですが、マイナスデーターを隠して、実態以上に良好な状況を生み出すなどというのは、決して前向きな言動でも行動でもないということも、「しっかり」認識してほしいと思います。
なんですって? この部分前向きじゃないっていわれるんですか? そうですか・・・
( 2011.06.20 )