雅工房 『 日々これ好日 』

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雑色・随身は

          枕草子 第五十段  雑色・随身

雑色・随身は、すこし痩せて、細やかなるぞよき。
郎等は、なほ若きほどは、さるかたなるぞよき。いたく肥えたるは、「睡ねぶたからむ」と見ゆ。


雑色や随身は、すこし痩せて、ほっそりとしているのがよろしい。
郎等も、若いうちはやはりほっそりしている方がよろしい。ひどく肥えているのは、「眠たいことだろう」と見えてしまいますものねぇ。



「雑色(ゾウシキ)」は、貴族や武家に仕える従者などを指しますが、位階を示す衣服(袍)の色がないので、様々な色を用いたためこう呼ばれました。
随身(ズイジン)」は、警護の従者として近衛府などから派遣される舎人。
「郎等(ヲノコ)」は、ここでは身分の低い官人を指していると思われます。

他の章段にも出てきますが、従者であれ、貴族であれ、若い男性の場合は、細身の人が少納言さまのお好みのようです。